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ヨーロッパの照明

2015.06.10

皆さんの中でもヨーロッパに行かれた人は結構あるかと思いますが、私も数度いろんな国に仕事で出向きました。

最初にドイツに降り立った時、19歳でしたが、飛行機の中から見える家々の赤煉瓦色の屋根が美しくおとぎの国に来たような錯覚を覚えました。サラリーマンの頃は出張で行くと夜10時について朝5時の飛行機なんてよくあったので、素敵な国に行ってもほとんど何も見ていないことが多く残念でした。

そんな中でも気づいたことがあります。欧米の会社では事務所以外に蛍光灯を使っている場所がほとんどなく、家々の窓から垣間見えるインテリアも質素でありながら素敵な色合い。照明器具も暖かい色の電球を使っていました。その時、日本は照明の使い方が下手だなあ、と思いました。自宅に帰っても事務所と同じ白い蛍光灯を使って、明るいほどいいなんて言いながらデザインもプアーな器具を使っていた私は大いに反省しました。

ヨーロッパの照明器具の中でも北欧のものは確かに美しい。中でもルイスポールセンが有名です。ルイスポールセン社は1874年にデンマークで設立されました。1920年代半ばより、気鋭のデザイナーで建築家でもあったポール・ヘニングセンとの協力関係を築き、照明器具の開発を開始したことが社の発展の基礎となりました。

デザインのためのデザインではなく、あくまでも良質な光を生むための「機能的で美しいデザイン」。グレアを抑え、光の反射や拡散をコントロールすることで、建築やランドスケープを理想的に見せ、空間の美しさをひきたてるようなデザインこそが、ルイスポールセンのデザイン・コンセプトです。

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この照明器具はどこかでご覧になっているかもしれませんが、照らしてみるとどこにいても間接光になり直接光が目に入らない設計です。1920年代に出来た器具がまだ売れているなんて素晴らしいことです。

北欧デザインブームとか日本で言われていますが、本当の北欧デザインは見え方、形ではなく機能なんですね!日本人はよくこれを勘違いしています。最近ある方のご紹介でフィンランド大使にお目にかかりましたが北欧デザインの真髄を教えていただきました。

デザイン的には「対数螺旋」という独特のカーブを採用した大きさの異なる3枚のシェード。そのシェードを組み合わせ、ホワイト電球全体を隠すことで直接光が目に入らず、どこから見ても眩しさを感じさせないようなグレアフリーのデザインに仕上げています。

さてこの照明器具は1900年代中頃に開発されたものなのですでに発売から60年以上たっていますがまだまだヒットしています。このペンダントランプは金属でできていますがデザインが難しいので部品も精度が相当求められますし組み立ても相当難しそうです。北欧デザインの典型的な商品で言うことなしですね!